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2012.01.06(Fri):小説
こないだフラれたので。

その恋が始まった原因と言いますか。

その時のことを小説にしてみました^^;

あ、でもそんなに恋愛的要素はないですよw

では追記からどうぞ♪
【More...】

『求めていた物』



高校に入って数ヶ月。
その時の俺は友達関係のことで悩んでいた。



俺は子供の頃に重い病気にかかり、その後遺症で聴力を完全に失った。
手術を受けたことで、補聴器をつければ聞こえるようにはなったが・・・・

「なぁ、宿題終わった?」
「ごめん聞き取れなかった。もう一回言って」
「あ、いや、なんでもないわ」

こんな風に。
周りの人ほどきちんとは聞こえてはいない。
そのため会話が弾むわけもなく。
最初は仲良くしてくれてた人達も、ほとんどがめんどくさがって話もしてくれなくなっていた。
そんなわけで軽く孤立気味になっていたのだ。



このことに悩んでいた時、ちょうど体育大会があった。
俺の通っている学校の場合、体育館は狭いわボロいわで別会場で行っていた。
毎年貸し切りにしてまで別会場を使うくらいなら、思い切って学校を新しくしてほしいものだ。
会場では各クラスごとに別れて座っていた。
ウチのクラスは特に席を決めるでもなく、各々が好きな所に座っていた。
そのためか、自然と男女に別れていた。
大会が始まった。
競技に出る者は中央のコートに出ていく。
俺は盛り上がる会場の中、ほとんど会話ができないでいた。
周りがうるさすぎて何も聞き取れないのだ。
それで聞き返されるのが面倒なのか、話し掛けても答えてくれる人がいなかった。
そのうち人の出入りを繰り返すたびに、少しずつ席にバラつきが出始めた。
大会も後半に差し掛かった頃、後ろにクラスの女子が3人いることに気付いた。

「ねぇねぇ」
「なぁに?」
「ねぇ聞いて!」

俺はその中の1人に話しかけた。
それに答えてくれただけでも嬉しかった。
だが一瞬遅れてもう1人の女子も話しかけていた。
俺は話すのを諦めた。
ほぼ同時に話し掛けられたとき、大抵は仲のいい方の話を聞く。
それは経験上でわかっていた。
だがその子が隣の女子に返した言葉は予想に反するものだった。

「ちょっと待って」

そう言って俺に「いいよ」と耳を傾けてくれた。
まだ1~2回しか話したことがない俺を優先してくれたのだ。
それが嬉しくてたまらなかった。



その後日彼女とアドレスを交換し、メールのやり取りをするようになった。
俺は彼女のことが好きになっていたのだ。
彼女に何度も相談し、その度に一緒になって悩んでくれた。
そうして友達との関係も次第に改善されていった。
最終的に彼女に告白してフラれるのだが、それはまた別の話。
ただ、人は何気ないたった一言や態度によって救われることがあるということを知っていてほしい―――。
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